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「はやぶさ」0・01ミリの粒子2個確認

小惑星「イトカワ」から帰還した探査機「はやぶさ」の密閉容器内で見つかった微粒子の光学顕微鏡写真を
宇宙航空研究開発機構が5日公開した
 
これまでのところ、約0・01ミリ・メートルの粒子が2個確認されているという
ほかに粒子はないか、さらに確認作業を進めている
 
地上で容器を組み立てた際などに混入した微粒子も、100個以上あると推測されている
したがって、この2個がイトカワで採取されたものかどうかは、現時点では不明
今後、電子顕微鏡や赤外線などを使って詳しく調べ
あきらかに地球上の微粒子と考えられるものを取り除いたうえで
9月末頃からさらに詳しい分析を行う
結果が出るのは年末頃になる見込みだ
 
また、この容器の外側でも、裸眼で確認できる最大1ミリ・メートルほどの粒子が10個以上見つかった
こちらは、形や色などから、地球上の物質である可能性が高いという
 
イトカワの試料が見つかれば、太陽系の進化に関する貴重な情報が得られると期待されている

2010年07月05日 19時57分 提供元:読売新聞
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